○聖護院かぶ

特徴

大きく風格のある形状をした聖護院かぶは、
1700年代に、聖護院地域の篤農家が、近江国から
近江かぶの種子を持ち帰ったことがはじまりとされています。
以後改良を加え、肉質がきめ細かで緻密な
品質の良い大かぶへ育つと、千枚漬けが作られ、
一層栽培が盛んになりました。
日本のかぶ品種の中では最も大きく、
根茎は約15センチにもなります。
京の冬の味覚である、
京漬け物「千枚漬け」の材料として有名です。
また、かぶら蒸しをはじめ、サラダでの生食等幅広く利用できます。

種まき

60センチ幅のうねにスジ蒔きするか、
株間40センチ位で１ケ所5～6粒づつ点蒔きします。
種がかくれる程度、土をかけたっぷり水を与えます。

◎ 蒔時
暖地 8月中旬～11月上旬
冷地 8月中旬～10月中旬

栽培のポイン

生育して本場が2～3枚の頃、間引きをし、
本場 6～7枚の頃に1本立ち又は株間40センチになるようにします。
間引き時に追肥として化学肥料を少し与えておくとよく育ちます。

◎ 収穫
暖地 10月中旬～2月下旬
冷地 10月上旬～12月下旬